FC2ブログ

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

麻薬に身をゆだねて 

金を稼げと世間の人は言うが、どう稼ごうか?
地道にサラリーマン?ベンチャーをつくる?それともトレード?

やはり研究である。研究はおもしろい。
研究でお金がもらえるのならば言うことはない。
研究のおもしろさとは何だろうか?

私は以下の3点であると考える。
1.新しい発見
2.現象の論理的な解析
3.発表の快感


まず、“新しい発見”であるが、通常の社会生活では考えられないくらいの大きな発見を味わうことができる。発見には大小様々な現象があるが、その全てが感動を味あわせてくれる。また、その感動を純粋に仲間で共有することができる。

続いて、“現象の論理的な解析”であるが、発見した現象のメカニズムを解明や更に詳しく現象を観察することは、ゲームや冒険をしている感覚に似ている。社会では理不尽な結果を味わうこともあるが、科学世界では結果に関しては理不尽なことは起こらない。

最後に、“発表の快感”であるが、自分が考えていたモデルを他の研究者と共有し議論しブラッシュアップすることは楽しい。また、自分の結果が世界に向けて発信される感動は味わった人ではないと分からない。

以上のように、研究は一度味を知ってしまったら抜けることの難しい麻薬である。その麻薬の効果は使えば使うほど強力になり、その世界から抜けづらくなる。使うことで直接体をこわすことは(ほとんど)無いが、他の麻薬と同様人生を狂わすことはある。

考えてみて欲しい学部の頃に感じた研究への魅力の強さと博士の頃に感じている研究への魅力の強さは同じだろうか?研究はやればやるほど、面白い現象が見つかったり、研究方法も洗練されてきて楽しくなる。その結果、研究から抜けづらくなる。

学会などでアカデミアと民間で迷っている学生や民間就職を希望する学生の相談を受けることはしばしばあるが、彼らが就職したい理由は、ポスドクの不安定さや今のボスとうまくいっていないからと言う、研究とは(狭義の意味で)関係のない事柄が原因である。もちろんサンプル数はそれほど多くなく私の周囲のみの話かもしれない。

アカデミアに残ることを希望する学生は、研究がおもしろいから研究を続けたいという意志が、生活や職の不安定さに勝っているというシンプルな理由で道を選んでいる。

研究はやりたい。しかし研究をする環境には不満がある。だからよりよい安定した研究環境を求めて民間に就職したい。あるいは、人生の安定を求め、研究から足を洗って就職したい。という論理展開は良く聞く。

はたしてアカデミア希望者ばかりでなく民間就職希望者も麻薬の見せる甘美な夢から抜け出せているのだろうか?

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://ftsz.blog52.fc2.com/tb.php/70-9c7f27d4

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。