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私の就職について(2) 

前回に引き続き、学位取得予定者だった私の就職活動について。

就職活動を通じて感じたことだが、大学や国立研究所はともかくとして、民間企業は学位を求めていない節がある。
まず、民間企業は学位取得者ではなく、学位取得者レベル以上の新入社員を求めているケースが多いのではないだろうか。

そう考える理由は3点ある。
1.学位を持っているかといって手当がでるわけではない。
まず、様々な会社の採用HPを見れば分かると思うが、博士課程修了者だからといって特別給料が高いわけではない。博士卒が給与が高いのは年齢による加給のせいで、学部卒・修士卒が同じ年齢になったときの給与よりも若干低いか同じである。企業側は学位を持っているからといって給与面で優遇はしていない。
つまり給与面から考えると、入社3年目の社員と博士卒社員を、会社側は会社で3年間経験を積んだか、それとも外部の大学で3年間経験を積んだかの違いしかないと評価しているだけである。

2.学位取得できなかった学生もペナルティなしで受け入れている。
当然会社側としては、正規過程で学位の取れる優秀な(運の良い?)学生が欲しいので、学位取得ができていることが好ましいのだが、学位取得が遅れたからと行って採用が取り消しになったという話は聞いたことが無い。
(注:自分の周囲から得たわずかな情報だけなのでもしかしたら取り消されたケースがあるのかもしれないが・・・)

3.学位を持っていなくとも研究開発活動に支障はない。
企業における研究開発活動の最大の目的は研究結果により利益を得ることである。論文を書いたり、学会発表を行うことも重要であるが、一番は利益である。論文や学会発表では学位を持っているかどうかは(特に海外では)大切になる場合もある。しかしながら、研究開発の結果売り出された商品を購入するとき、その開発者が博士か否かを一般消費者は気にするだろうか?

以上の理由から、企業は学位といった看板ではなく、各個人の研究力や会社という研究室より大きく多くの世代が所属する集団内でうまくややれる力を持った人材を採用すべく活動していると考えられる。

会社が博士課程修了者を受け入れる理由は、会社で3年過ごした修士卒社員とは別の経験(研究)をしてきた学生を受け入れ、会社の研究開発活動を活性化させるといった意味合いが大きいのかもしれない。

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