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研究室ネットワーク 

学位持ちの就職において、出身研究室および指導教官の持つ研究者ネットワークは重要である。

なぜならば、ポストは毎年コンスタントに各研究室に発生しているわけではなく、グラントの有無や前任者の都合等によってポストができたり消えたりしている。ポストを得るには自分でリクルートをするか、指導教官のネットワークから自分にあったポストを紹介してもらうことになるからである。
自分でリクルートを行う場合、アプライするポストにはすでに収まる人物が決まっているかもしれないということを念頭においておく必要がある。大学のポストの一部ではすでに欲しい人物が決まっており、その人のキャリアや研究内容にあわせた公募が形だけ行われている。

この事実は非難するに値しない。よい人材を確保したいというのは官民とわず当然の欲求で、建前はあっても手段を選んではいられないからである。そのため、上記のような形で内定している人物よりも数段優れている人材が公募に来れば、そちらに乗り換えるか、新たなポストを作って受け入れる可能性がある。

公募が出ていなくても、教授の力で作れるポスト(ポスドクや助手)は、自分のために作ってもらえる可能性がある。つまり、教授にこの人材は手放せないと思わせれば、自分のためにポストを用意して向かい入れてくれる可能性があるのだ。

ポストを用意してもらう場合に、指導教官のネットワークが重要になってくる。
人となりが何もわからない人物をいきなり受け入れるのは受け入れ先にとっても不安である。しかし、採用を考えている学生が、知り合いの研究者の紹介や共同研究先の研究室出身ならば、その研究室のボスの保障があり安心して受け入れられるし、そのボスに恩も売れて、次回に自分の弟子をその研究室に受け入れてもらえる可能性も出てくる。

そのため、あまり外部の研究室と密接なつながりのない指導教官の場合には、ポスドク先を得るにも自分の力で一からがんばらなくてはならない。その場合にも、教授に職を紹介してもらう場合と同様の理由で、学会等で自分のネットワークを作ることが大切になってくる。

形だけの流動化がお上から叫ばれるようになってポストに収まる人物があらかじめ決まっているという傾向は益々強くなった気がする。

アカデミアの研究者になった場合、民間に就職した場合以上に、人とのつながりを大切にして外部の研究室とのネットワークを良好に保つことが必要なのである。


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