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大学に残ると言うけれど・・・ 

これから博士課程に入ろうと考えている方。
これから学位を取得し就職先を民間かアカデミアかで悩んでいる方。

学位を取っても大学教員になるのは実力と運が必要な世の中になってしまっています。
これから卒業し晴れて博士となっても、大学教員になれる人はそのうちの2割程度かもしれない。
これは卒業後すぐに助手とか助教授になれるという話ではなく、ポスドクで修行を積んだとしても結局大学に残って研究出来るのは100人博士がいれば20人くらいしかいないと言うことだ。

文部科学省HPの平成16年度の統計を元に考えてみる。

この統計によると平成15年度博士過程卒業者は14512人となる。
その中で理学部を卒業した者は1500人であった。
一方、今後数年以内に大学を退官されると考えられる理学部の教員(60歳-65歳の教員とする)の数は2180人であった。一年間当たりに退官される先生は436人と期待される。この先生方が退官することで空いたポストに卒業生が入ると考えられる。
とすると、理学部で学位を取得した者は29%(436/1500)がアカデミックポストに就くことができるはずである。

理学・工学・農学を合わせた博士課程卒業者は5805人、退官予定の教員数は1460人となり、理工学系のアカデミックポストに就ける博士課程卒業者の割合は25%となる。

ここで学生の減少も換算に入れておく。CompusNavi Network大学情報によると、大学入学者数は94年をピークに年1万人程度減少している。現在入学者数は70万人なので年2%程度減少している計算になる。つまり、乱暴に計算するならば10年後には大学生の数は現在の83%にまで減少している。

学生が減少すれば同じくらいの割合で教員の数も減少するはずである。
そのため今後の卒業生がアカデミックポストに就ける割合もそれぞれ20%程度減少すると考え理学系で24%、理学・工学・農学併せて21%となる。

もちろん、大学以外にも旧国立研究所の職員になることも考えられるのでアカデミックのポストは今回使用した数字よりも多いかもしれない。
(今回使用した統計内に研究所も総研大ということで勘定に入っているかもしれない)

この20%という数字が多いのか少ないのかは個々の判断であろう。
ただ言えるのはアカデミックの道は一度はいるとなかなか抜け出るのは難しく、生き残れるのも20%しかいないということである。
これから卒業する学生は本当にその道でよいのかを自分で考えてもらいたい。
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